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学科紹介

文学部 哲学西洋史学考古学美術史学英語英米文学フランス語フランス文学社会心理学社会学
教育学部 比較教育社会学教育行政学
教養学部 アジア科相関社会科学分科文科三類

文学部

思想文化学科

哲学専修 by藤田芳弘

底点:知りません。底割れはしてません。たぶん、65点くらいじゃないですか。

結局は哲学科に進学した私ですが、進学先の候補として考えたのは、教養学部の表象文化論、文学部哲学科、倫理学科、フランス文学の四つでした。浪人時代に予備校で学んでいて哲学に興味を持っていたので、入学したときから思想系の事を専攻したいと思っていました。結局、前期教養で学んでいる間も、その思いはあまり変わらなかったのでフランス語系で、尚かつ哲学及び思想系を学べるところという条件に最も合致したのは表象文化論でした。ただ、点数の問題からほぼ確実に無理だったので(二学期終了時点で単純平均点が70点に満たず)、文学部哲学科、倫理学科、フランス文学の三つから選ぶことになりました。それぞれの学科の特徴として、哲学科はカント、フッサールなどドイツ語系の哲学を専攻している先生が主流で、フランス系の先生はたった一人です。(しかも、その先生の専攻がギュルビッチというドマイナーな哲学者であったりします。)  対して、倫理学科はフランス系の思想を専攻していらっしゃる先生もいて、(レヴィナスを専攻している熊野先生がいます。) そういった意味では、候補の対象となりました。また、フランス文学はフランス語の思想の文献を読むこともあるので、自信が完全にフランス系の思想を学ぶつもりなら一つの選択肢と成り得ました。

ただ、自分自身の興味、関心を鑑みて、体系的な思想を学びたいということと、第二外国語はフランス語ではあったが、必ずしもフランス系の思想に限るというものではないということ、純粋な文学にはさほど興味がないこと、倫理には興味があるが倫理学には興味がさほどないということなどが理解できたので、哲学科に進学しました。なお、点数的には問題ありませんでした。

哲学科は一学年20人ほどで、先生は五人です。フランス語の松永先生(ギュルビッチ)、ギリシャ語の天野先生(プラトン)、ドイツ語の高山先生(カント)、榊原先生(フッサール)、英語の一ノ瀬先生(ヒューム)です。それぞれの先生が原典講読に近い形で、必修のゼミを持っています。最低でも英語ができないとゼミの単位がとれず卒業できません。また、ラテン語、ギリシャ語、ドイツ語を学んだ事がある人は必修の授業を理解しやすくなります。哲学科に進学するつもりならば、学んでおいて損はないでしょう。

松永先生のゼミは、ぶっちゃけ微妙です。昨年から同じテキストを読んでいるので、進学した新三年生がこのゼミをとると、必然的に途中からテキストを読むことになります。で、今現在この授業に出席している三年生が私一人しかいないという状況もあって、院生の方や四年生の方が去年から読んでいる内容を分かった上での議論をしていたりして、わりと辛いものがあります。まぁ、ギュルビッチというド・マイナーな哲学者(?) の文章もそんなに面白くないしね。というわけで、哲学科に進もうという人は、三学期、四学期でドイツ語やっておきましょう。かなり強く薦めておきます。

あと、学科の雰囲気ですが、意外とまとまりがあったりします。自主ゼミのような形で柄谷行人のテキストを読む勉強会をやったりもしていますし。学科の人間は哲学好きで、議論好きな人間が多いです。一人静かに思索を深めるというタイプはあまりいません。自分の考えを他人にぶつけるタイプの人が多いです。哲学に関心がない人からすれば、「そんなのどうだっていいでしょ?」って言いたくなるような事で、ああだこうだと言ってます。そんな雰囲気が好きな人ならばなじめるんじゃないでしょうか。

授業として、哲学史の概観をしたり、有名な哲学者の考えをリストアップして解説したりなんて事はしません。そんなのは自分で本を読めという雰囲気です。必修の授業でもそれぞれの先生が好き勝手にやります。天野先生だったらプラトンしかやらないし、榊原先生はフッサールしかやらないし、高山先生はカントしかやりません。しかも、それぞれの先生が専門にしているだけあって、かなり深いところまでやります。ですから、哲学科にくるならば、有名な哲学者の考えはしっていてて当然という雰囲気はありますし、ある程度本を読むなりなんなりして自分なりの教養を身につけておかないと、ちょっとついていけないところもあります。

最後に。全体的にさえない学科です。就職にも不利らしいです。(いや、ちゃんと就職している先輩もいるけど。) それでも、敢えて哲学をやりたいっていう人は是非来て下さい。歓迎します。ただ、ドイツ語だけはやっておきましょう。ええ、絶対に損はしませんよ・・・。

歴史文化学科

西洋史学専修 by高宮顕

3年…27人。男女比は15:12。底点とか詳しいことはわからんが、平均75あれば安心。ひょっとすると70でもいけるかも?

◎西洋史学専修過程って?
西洋の歴史(当たり前か)をやれる。といっても「寝ても起きても西洋史」なんてことはない。ほかのとことの違いは

・西洋史の単位を多めにとらなければならない
・卒論は西洋史関連で
・教官は西洋史が専門

くらい。なので西洋史に入っておきながら「今日カタカナに1回も触れなかった」なんてのも可能。思ってたよりはいろいろやれる。

◎中身は?
基本はインテリ&マジメ&お行儀がよい。自分なんかはリアルに浮く危険性があっ た。ただ幸い3年にも4年にも5年(4年で留年)にもちゃんとアホがいてくれた。
つまりはインテリ路線が割合的に多いとはいえ、それ一辺倒ではない。まぁわりとどんなタイプでもそれなりにやっていけるはず。
授業は(文学部ならほぼどこにでもいえるけど)ひたすらぬるい。まだ試験をやってないのではっきりとはいえんが、単位はたぶん余裕。
ゼミは3年〜院生まで西洋史の人間で内輪にやってく感じ。担当教官によって違いはあるが「外国語の本をみんなで輪読」というスタイルが多いっぽい。自分が担当なら大変だが、順番なんてそうそう回ってこないので大して負担でもない。

◎進路は?
たぶん院と就職が半々くらい。パッと見れば雰囲気で大体そのひとが院か就職かわかる。ちなみに就職するという4年に話を聞いてみると、揃って何気になかなかいいとこに決まってたりする。なんだかんだで就職はそんなに悪くないと思う。ただそれは学部卒までの話で、院以降だとほぼ研究者コースみたい。

◎軽く教官紹介
近藤教官…研究室のボス。よくニヤニヤしてる上に、飲み会では女のコのいるところに割り込んでいくというアグレッシブさをもつ。専門は近代イギリス。
桜井教官…どう見てもただの専業主婦のおばさんだが、実はれっきとした東大教授。専門は古代ギリシャ。
高山教官…カタめ。だが毎回授業の前半は自分の出演したNHK人間講座とかのビデオを流すだけ。露骨に楽をしている。専門は中世。
深沢教官…今はフランスにいっててよく知らん。去年の授業を受けた限りでは、雰囲気的に「フランス」って感じ。ウワサによると研究室で一番カタいらしい。専門は近代フランス。
石井教官…教壇に立っていながらここまで笑いをとってくひとは21年間生きてきて初めて。しかも本人は狙ってないっぽい。まじアホ。専門は現代ロシアだが、そんなのは個人的にはわりとどうでもいい。おなかいっぱい。
加納教官…一見カタそうに見えるが、実は話せばわかる系。若い。専門はフランク王国史。

…と、意外にもなかなかおもろい。あと、ほかに他大学から出講という形の教官が何人かいる。

◎最後に
本郷にくる前に進路(院とか就職とか)について決めとく必要は全然ないけど(てか自分も決まってなかったし)、どこにせよとりあえず進振りで入ったとこからは新書1冊分ともいわれる卒論を書かないと出してもらえないらしいので、進振りでは卒論を書く気が起こるとこにいきましょう。「せっかく点数が高いんだから…」とか「就職に有利らしいから…」とか「あいつがいくっていうし…」とかだと2年間もたない可能性高し。なんだかんだで純粋に好きなとこにいくのが一番かと。。ま、よく考えよく迷ってください。おわり。

考古学専修 by石田千郷、鈴木塁

人数8人(定員10人) 男女比 3:1(例年3:1〜2:1程度) 底点 なし(ただし、人数が少ないためで年によっては高くなることもあるので注意)

主に学べること
考古学全般について広く学ぶことが出来ます。専任教授の専攻は日本や東アジアの先史時代(縄文とかそのへん)が中心ですが、西アジア、東南アジアの考古学に触れることも、また古代・中世・近世の考古学も学べます。環境学ともつながりが深いのでそういった方面から歴史を考えることもできます。考古学の方法論に関しては、実際の発掘実習を通して身に付けられます。

特徴
なんといっても発掘実習!夏の約一月ほど北海道常呂実習施設と言うところで泊まり込みで集中的に実習します。あまり文学部の他の専修課程では見られない長期の合宿を共に体験することを通じて学科の雰囲気は非常によくなっています。そして何故かみんな飲むのが大好き。(笑)少人数なのも魅力のひとつ。考古学を学びたいというひとはもちろん、歴史に興味があるけれどどこにしようか迷っていると言う人にも是非おすすめです。ただし発掘作業そのものは工事現場の親戚みたいなもので過酷な上、その後のデスクワークはかなりめんどくさいので多少覚悟しておいてください。体力に自信のあるかた、根気のあるかた、大歓迎!

進路と資格
進路は院に行くひとと就職するひとが半々くらい。 院生の研究テーマは日本を含む東アジアを中心とした地域の先史時代が多いですが、基本的には地域も時代もテーマも自由です。何を研究するにしても、講義や実習を通して身につけたことは役に立つので、それをどう利用するかはその人次第ということです。 就職先は他の文学部とあまり変わりません。また現在教職をとろうとしているひとはあまり専修課程の講義が認定されていないので他の文学部の講義をとらなければなりません。(因みに僕は今19コマあります。)学芸員の資格は比較的とりやすいですが。

最後にアドバイス
本郷というと院生ばかりでやることもゼミなどハードと言うイメージがあるかもしれません。確かにハードでないとは言い切れないところがありますがうちの学科は院生も優しくしてくれますし、講義もそんなにくそいそがしいということもないのです。真剣に考古学を学びたいひとから、北海道行きたい!みたいなてきとーな(笑)動機の人でも楽しめる学科だと思います。

美術史学専修 by森下真奈

 去年、どういうわけか底点が一気に10点アップしました(底点は約70点で す)。男:女=6:11(今年度の  三年生17人中)と、女性の比率の方が高いのが美術史の特徴です。院生の方を合わせると、その女性率 の高さは大学一といっても過言ではありません。ちょっとしたハーレム状態です。

 授業は、スライドを使って幾つもの絵や像などの歴史的な背景、あるいは絵そのものの構図などについての説明を受けます。東大の美術史ではどうやら歴史よりも構図を分析することが主なようです。なので、絵そのものより歴史を学びたいという方には少し物足りないかもしれません。唯、たくさんの美術品に触れる機会を得ることができるのは美術史ならではの良いところだと思われます。授業自体は(発表を除けば)そんなに大変だということはありません。また、美術史は範囲が多岐に渡るので、教授の専門分野と別な分野に生徒が興味を持つこともありえます(というか、結構あります)。そういった場合も特には問題ないようです(卒業論文を書く際に自力で調べることが増えるという点を除けば)。それから、文献を読む時に語学が必要になることもありえます(英語やフランス語など)。雰囲気は、少なくとも女子にとっては、とてもいい感じです。先輩は優しく、同学年の生徒も仲良しです。卒業後の進路については、その人次第だと思います。美術史だからといって楽観も悲観もしなくていいのではないかと思います。身近な例を挙げれば、Wスクールをして公務員を目指す人、院を目指す人、マスコミを目指す人などさまざまです。学芸員の資格は取りやすいですが、需要が少ないのでご注意を。

言語文化学科

英語英米文学専修 by浅羽麗、鈴木彩、竹倉啓太、柳原理麻子

男子18人/女子12人 底点69点くらい

授業について
?必要単位数
英語学概論4
英文学史概説4
米文学史概説4
英語学英米文学特殊講義8
英語学英米文学演習16
卒業論文(卒業論文指導を含む)12
以上は本専修課程修了に必要な科目、計48単位
卒業に必要な単位84
?必修
英文科における必修の授業は一学期につき3コマ、年間で12単位分です。授業のタイトルは英語学概論に英文学史概説、そして米文学史概説。二つの概説はアメリカ、イギリス文学史の通史的紹介という内容なので、理解するのに(面倒はあるにせよ)困難は無いと思います。通史と言っても、どの時代のどういったテーマを扱うかは教授により様々です。(from学部ガイド)
?準必修(ゼミ)
英語学、翻訳、シェイクスピア、詩、小説など、様々なゼミが(わりと)数多く開講されています。というのも、他の学科に比べて、英文科は卒業に必要なゼミ(演習)の単位が16単位とかなり多め。ゼミは毎学期単位を修得しないと卒業できないという文学部規則のため、毎学期最低2コマペースでゼミが必要になります。(竹倉)
?特殊講義
・現代イギリス文学研究、現代アメリカ文学研究・・・読書案内的な授業です。
・現代イギリス文学批評・・・まだ誰にも批評されていない最新の文学を精読し、批評し、さらに著者に実際にインタビューをする、という面白い授業です。講師はユアン・マクレガー似の小説家で、下の名前で呼んでくれます。1冊のペーパーバックを、毎週80ページくらいずつ読みすすめていきます。私は既に挫折しかけ。
・英語表現法研究・・・英語で卒論を書くための入門的なトレーニング。英文科の学生なら準必修的な授業。
・上記3つの入門的な授業以外にも、英語学や、文学オタク向けのマニアックな授業、個別的、発展的な授業もあります。(鈴木)
?外国語
・文学部開講科目として、外国語の授業が行われています。英語はもちろん、フラ語・チャイ語・ラテン語など15ヵ国語を、駒場に引き続き学べます。英語に関しては、スピーキングの授業も充実しています。またこれとは別に、アカデミック・ライティングという授業があります。この授業では、英語で論文や研究レポートを書くための技法を学べます。英文科の卒論は英語で書かねばなので、英文科の生徒は履修を推奨されています。しかし、1学期につき、外国語またはアカデミック・ライティングを1コマずつしか履修できないことになっています。(柳原)
・speakingの授業の補足。俺がとってるクラス(サンドラ)は先生のテンションがめっちゃ高い。課題はラクだし、歩き回って色んな人としゃべるので楽しいし、まぁ気負うことなく受けられると思います。ただ英語後期(speaking, writingなど)はどれも一限で、朝早いので、起きる気力があればですが。授業後にスターバックスで先生と何人か集まって話したりすることもあり、仲良くなる機会多し。ちなみにライブにきてくれた。(浅羽)

教官紹介
?平石貴樹 教授
4年生に「平石先生の授業を取ってないなんて珍しい」と言わしめるほどの名物(?)教官らしいが、上クラ4人とも取ってないのでなんともいえません……。(竹倉)
?高橋和久 教授
ゼミで『フランケンシュタイン』やその批評文献を読んでいます。卒論を書くための手順を学ぶ。やる気なくてめちゃくちゃなことを言うが、鋭い一言を放つ辺りは学部長の貫禄をうかがわせる。(鈴木)
?今西典子 教授
英語学担当。授業の内容はちょっと難しい(とりとめもない?)が、面倒見のよい先生(だと思う)。(竹倉)
?大橋洋一 教授
シェイクスピア担当。とにかく、おどおどしている。授業のたびにマイクの音量にびっくりするのはご愛嬌。(竹倉)
?Stephen Clark 客員教授
専門がよくわからない。授業は演習なんだけど、先生が淡々と聞き取りにくい英語でひたすら話すのでわかりにくい。けど、普段はいい人。(浅羽)
?柴田元幸 教授
超有名な現役翻訳家。最近教授に昇進したらしい。授業は、とてもしっかりしており進め方もすごくうまい。活気がある授業をします。今期は翻訳演習(毎週課題を出して翻訳させ、生徒の翻訳例をもとに授業を進める)、米文学史(講義形式で概史をやる、必修)があります。また、今期はないけど、去年は米文学の小説を毎週読んできてディスカッションする授業もあったらしい。アツい。(浅羽)
?渡辺明 助教授
英語学の統語理論が専門の先生です。授業はサバサバと進める印象ですが、普段はヒャヒャヒャと笑う、ビール好きで陽気な先生な気がします。成績評価は厳しめとのウワサ…?(柳原)
?阿倍公彦 助教授
現代英米詩が専門の先生です。若めだし優しいしかっこいいわ〜と思います。おすすめです☆「なぜ詩が書かれるのか」を出発点に、詩への多様なアプローチ方法を学べます。英米文学に関しても詩に関してもほとんど知識がない私でも、無理なくついていけます!(柳原)
?Andrew Fitzsimons 講師
準必修的な特殊講義「英語表現研究法」の先生、プロフェッサー・フィッツサイモンズは渋かっこいいイイ男。英語はゆっくりめで聞き取り易い。居眠りと遅刻を嫌うが、授業自体は入門的で勉強になるし、先生もgentlemanなので、オススメ☆(鈴木)

雰囲気
・英文科は女の子も多いし、わりと明るいかんじだと思います☆話しやすい人が多いです。やっぱり英語好きは多いです。留学など海外在住経験のある人も比較的いるように思います。中には英語ペラペラの人もいて、感動!だし、すごく刺激を受けます。みんなそれぞれ様々な分野に関心を持っていて、音楽や演劇・映画に興味がある人、英語がやりたい人、文学が好きな人…など色々な人がいます。楽しいですよ〜(^3^)b(柳原)
・去年の上クラも言ってたけど、わりとおしとやかな雰囲気。騒いだり、壊れたりしない。けど、適度に打ち解けた雰囲気ではある。教官もだいたいみんなくるので、話したりして仲良くなれるかも。俺は全く学問的な話はしてない。柴田先生やクラーク先生と音楽とかについて話してました。結局割りと楽しいが、元クラ飲みの方が楽しい。教官と話せるのが魅力ではあるが。(浅羽)
・就職ムードが割と高いかも。マスコミ、出版関係に就職したい人(決まった4年)が結構いた。有利なのかな?英語が得意でなくても、英語に興味がある(嫌いでなければ)楽しくやっていける学科だと思います♪(竹倉)

他学科との比較・卒論について
他学科を知らないので書きようがないことに今更気づいた。けど、イメージとしては課題は多いが、割と入門的な授業が多いと思うので、バリバリ専門的にやるから既に基礎的な知識はもちろん身につけていないと厳しいよ!という学科に比べるとラクではあると思う。英文なので教養のアメ科や表象に比べて範囲はやはり「文学」にある程度限定はされる。けど、詩はもちろん演劇や映画(まぁ一部だが)、児童文学などもその気になれば卒論のテーマにできると思う。ちなみに俺は歌詞でもいいか?ときいたら大丈夫そうでした。まぁ何の参考にもならないですね。(浅羽)

フランス語フランス文学専修 by亀井辰彦

行動文化学科

社会心理学専修 by白石絢子、小貫麻衣

皆様には申し訳ありませんが私は仏文科に所属をしてはいるものの、仏文科を何ら判っておりません。自分が授業に出ていないのが最も大きな理由だとしても、仏文科はそれ以上に得体の知れない一筋縄ではいかないもののように思われて仕方ありません。
と、そんなことを言っていてもしょうがないので、前文を前提としつつ仏文の実態について考えてみたいと思います。

人間
一学年5?10人くらいで男女比は同じ。若者からおじいさんまでいる。基本は文。仏語選択の仏文に行きそうな人が多いが3年なのに学者の使う仏仏辞典しか使わない人から仏語認定試験者や中国語選択のひともいるからよくわからない。優しくて人当たりの良い人々だが自分も含め授業が終ると皆どこかへ消えていくので日常何してるかは知らない。先生方は大仏ぞろい。始終にこにこしているので表情が読み取れず結局これもわからない。

授業
昼下がりにぶらっと教室に行くと授業をしている感じ。翻訳の授業、リスニングの授業など。大体まともだけれど、なぜか休講だった授業や進んでいるのか退いているのかよくわからない授業もある。

研究室
開放的と主張されるが普通の学科生には恐ろしくて立ち入りづらい。(フランス語で日常会話が行われることがあるから)よってよく知らない。

以上のように全く頼りない学科紹介になってしまったけれどもそんな自分でも唯一これは確信できることがあります。それは学科全体が何ともおおらかな雰囲気で包まれているということであります。それは、文学を扱うものにとって自分と活字との距離が大問題すぎることに起因する第三者への無関心ぶりから発生する他人へのおおらかさだけではない、もっと豊かで、ある種、貴族的とまで呼びうるようなおおらかさなのです。そのおおらかさは全てを包みます。授業に出なくともいいじゃないか!日本語しかできなくてもいいじゃないか!文章を読まなくてもいいじゃないか!こんな暴言たちもここではある程度受け入れられます。これらの無駄な響きのある言葉ですら包み込んでしまうほどに仏文はおおらかなのです。この点で、もしかしたら、仏文科の先生方が尼崎の脱線事故に笑いながらも嫌悪を示したように、過剰な効率主義に対抗する場として仏文科はあるのかも。
そしてその反効率主義の原動力は古代ギリシャ・ラテンを端に発し、大陸と地中海によって悠久の時をかけて育まれたフランス語文学を扱うことから出てくるものなのか?そんなことはやはりわからないし問題ではない。ただそこにあるおおらかさを「無駄が多い。ニートと同じだ。」と切り捨ててしまわず豊かさと誇れる、仏文科がそんな学科であることは間違いがないように思われてしまう。
しかしながら諸君!そもそも文学とはそういうものではなかっただろうか?思い出して頂きたい。短時間で、しかも簡単に読めてしまう、わかりやすい、率直、正確、、、そういった文章だけがおもしろさを独占できるはずはなく、難解で、無駄で、ときおり明らかな間違いを含むようなものからも何故か面白さが湧き出してくる場が文学ではなかっただろうか?もし文学がそのようなつかみ所のないぼやけたものなのならば、そのイメージが学科と被さる部分が、仏文は数ある学科の中でも特に多い学科のひとつと断言しうる学科である。そのぼやけたもの全てにおおらかに対応できる学科が仏文科なのである。
確かに教養学部生ほど勉強をしないかもしれないし、法学部生ほど将来を見通しづらく、経済学部生ほど就職口が見つからないかもしれない。しかし仏文科にはそれらに対抗できる唯一の武器がある。それは「我々には文学があるではないか!」と声高に叫ぶことができることである。そしてこの武器がある限り仏文科は死ぬことがなく、その言葉が叫ばれるたびに仏文科は息を吹き返し、生命力を得、その輝きを増すように私には思われる。

こんな学科だよん。おしまい☆

心理学にも色々ありますが、社会心理が扱うのは大衆心理系です。集団行動、社会を背景とした人の心理と行動。マーケティング(広告とか)、メディア(ネットやうわさ、世論過程、投票行動)、ステレオタイプ(血液型とか)、文化による比較心理(甘えとか)など。高齢者のwell-beingを扱う先生もいらっしゃいます。 手法は、主に調査です。あと実験。 カウンセリングなどの臨床に興味があるなら、教育心理をおすすめします♪ 統計が不安という人もいるかと思いますが、所詮は文学部なので統計もExcelも一から教えてもらえますし、あまり心配することはないと思います。 雰囲気は、アットホームなのかな。今年は25人。調査や実験などの共同作業が多いので、戦友として仲良くなりやすいです☆ 先生方は一見恐いですが気さくな方ばかりですし、TAのみなさんも突っ込みは厳しいけどホント面倒見が良いです。けっこう手取り足取りなカリキュラムなので大変ですが、興味のある方はなかなか充実した生活が送れると思います☆(白石)

あやこがめちゃ丁寧に説明してくれたので、私はおおまかに。調査とか実験とか、慣れないことがたくさんで大変!というのはあるけど、興味があればほんとにとっても楽しいと思います。私はマスコミに興味があったから、社会心理に入ってみてすごい興味ある勉強が出来て充実してます♪大変だけど楽しいから、が社会心理にいる人がみんな口にする言葉☆あやこの言ってるように、共同作業が多いし、大変な分仲良くもなりやすいです。よい意味で普通+αくらいの人が多い感じなのでほのぼのとした雰囲気。自分で考え出して作業を進める、調査をする、勉強をするのは今までにあまりなかった勉強だから、大変だけど(大変じゃないとはやっぱり言えない)楽しいですよ☆興味があれば是非、あやこか私を捕まえて色々聞いてみてください!(小貫)

[追加]
男子14、女子11です。底は第一段階で80.2だったかな?第二段階はわかりません。とにかく毎年80点前後です。(白石)

社会学専修 by竹井怜

3年=51人/男36・女15

●まえがき

社会学は<越境する知>と呼ばれてきたように、社会現象の様々な側面(法・政・経・宗教・歴史・教育・心理など)を横断的に踏破し統合する学問として成立しました。 けれども重要なことは「領域横断的」であるということではないのです。「越境する知」ということは結果であって、目的とすることではありません。何の結果であるかというと、自分にとって本当に大切な問題にどこまでも誠実である、という態度の結果です。うわ、かっこいい。どっかで聞いたうけうりです。大事なのは問題意識を抱え続けて、そのうえでそれをフィーリングではなく理屈(含む屁理屈)で語るときにだけ、それは迫力のある学問となるのです。なんか話がすごいことになってきた。

●ゼミ

学生は必ず主ゼミに属し、ゼミの教官のもとで2年間かけて卒論を書くような感じで各自の研究を進めます。ゼミ教官は盛山(数理社会学・社会階層)、上野(ジェンダー論)、松本(科学社会学)、武川(福祉社会学)、佐藤(歴史社会学)、服部・本田(共に韓国朝鮮文化研究所)です。
夏は文献購読・発表・議論、ゼミ合宿では4年は卒論の途中発表・3年も各自の研究と卒論計画の発表、冬学期は各自の研究にそった文献購読・発表です。主ゼミ以外にも他の教官の研究手法や領域を学びたければ副ゼミもとれます。

●雰囲気

「社会学は人数多いから友達たくさんできていいね」と言われますが、それは都市伝説でしょう。ゼミ以外では大衆化状況が起きやすく、匿名の個人が自己疎外を感じているのが教養の相関との大きな違いかもしれません。でも自己疎外は、革命的な卒論につながるかもしれません。各人のリスクヘッジ・スキルによるだけのことです。なんとなくいい話ですね。

どの学科に進学してもやりたいことはやれるし、やりたくないこともついてきます。だから悲観的になりすぎない程度にいろいろ迷ってほしいです。

教育学部

比較教育社会学コース by新藤稔之

 このコースは高等教育学、教育社会学、比較教育学の三つの分野を学習することができる学科です。その分析手法は、統計的分析、社会学、文化人類学、経済学など多岐にわたります。その中でも統計と社会調査、調査分析は必修とされるため、実務に関して言えばかなり充実した学科ではないかなと思います。しかし一方で必修やそれに近い授業はほとんどがゼミ形式であり、発言やしっかりした予習を求められます。特に予習の量はかなり多く、一つの授業につき、一週間で60ページなんてのはまあ軽いほうです。予習全部合わせると、一週間で本一冊は越えるのではないかと思われます。

必修について

 このコースの必修は社会調査実習と教育社会学概論、そして比較教育学や高等教育学、現代文化人類学などがあり、また準必修的に教育調査分析法として統計の授業があります。統計は社会調査実習でも少し習いますが、社会調査実習はアンケートの作り方や分析の仕方が中心となっており、統計は分析法の授業と他の授業で取るしかありません。自分は心理や社会心理、教育心理など受けている統計の授業を取って勉強をしています。

 社会調査の授業は実際に学校のフィールドワークやアンケート調査を行い、四学年の五月祭で分析の発表を行うということが目的とされる必修科目です。後期の授業に入ると、この授業の作業を進めるために一日中パソコンの前、または議論をするなんてことはザラにあると言います。夏には仮説構築のために合宿があります。恐怖です。

 教育社会学概論や現代文化人類学は毎週文献を読んでその考え方などを身に付けていきます。見本的に発言するので、迂闊に出席できません。そして出席しないわけにはいかないので、結局は予習の虫になることを要求されます。またレポートは二週間に一通は出ると思います。それでもたくさんの文献に触れられることはけっこう幸せなことなので、文献好き、議論好きには楽しみな授業となるでしょう。

 少人数で授業が厳しいため、比較的仲良くなるのがこの学科の特徴であると言えます。オレは勉強を楽しみつつ仲良くできるいい学科だと思います。もっと詳しく聞きたければ連絡でもして捕まえてください(笑)

教育行政学コース by千葉格文、立谷衣都子

3年=22人(男:女=12:10)

●はじめに
 教育学部っていうとなんとなく「子ども相手」って感じがしますが、実際にはもっと広い対象をもっていたりします。くだらない類型論になりますが、例えば、理学が「自然現象」の真理を追究し、記述する学問と言えるのに対し、工学は「自然現象」をいかに設計するかを探求している学問と言えます。文学が「人」がどのようなものか知ろうとし、それを記述しようとする学問ということができるならば、教育は「人」を設計するということを探求する学問ということができます。例えば、家庭で行われるしつけや企業で行われる研修、あるいは、一人で図書館に籠もって何か調べものをすることなどその範囲はとても広いですが、このような「人」を変えようという営みは教育とよぶことができます。
 教育行政学コースはこのような教育の全貌を知ることができるコースです。おかげさまで、このコースは教育行政学、社会教育学、図書館情報学という、3つのあまり関係のない専攻を持ち、それらを自由に学習することができます。教育の制度面からのアプローチが中心となります。

●授業・単位
 人数が少ない学科だけであって授業規模は少人数で、ちなみにゼミを4個取らないと卒業できません。ゼミでは法学部から受けに来ている人をよく見る気がします。フィールドワークとかもあって、出席が重視の授業も多い一方、単位の取得は非常に楽。個人差はありますけど、優とかいっぱい来ちゃいます(いまさら)。楽なので、他学部から授業を受けに来る人も多いです。
 教育学部は他学部聴講や他コース聴講の単位も大幅に認められる(教育学部便覧参照)ため、駒場での持ち出し科目の単位を取れば、5学期(3年の夏学期)で全ての単位をそろえる(卒論、卒論指導以外)こともできます。3年までには卒論以外の卒業に必要な単位を取り終えるのが一般的なようです。

●雰囲気
 最適なクラス規模、バランスのとれた男女比、教育学部の雰囲気などから、このコースの人々の仲はかなりいいと思います。雰囲気は学年によって異なりますけど、少なくともうちの学年はかなりまじめです。文部科学省の元事務次官を呼んで勉強会をしたり、今頃から就活の勉強会をしたりしてます。例年、今頃は国1や地上志望者が半数くらいで、予備校に通ってる人も多いです(途中で民間志望に変える人もいますが)。教育学部の進路は、半分は就職、半分は院進学と言われますが、なんとなくこのコースは就職組が多い気がします。内定した先輩の話を聞いていると、リクルート、ANA、東京三菱銀行、トヨタ自動車など別に教育と直接関係ない企業が多く、大企業指向が強い一方、業種に偏りがないように思います。逆に言えば、文科省以外に強力なコネクションがないことを意味してます。

●最後に
 大学という学校教育システムの終盤にさしかかりながら、今までのそれは何だったのか振り返ってみたい人やシステムレベルでのプロデュースに興味がある人は、来るとちょっとおもしろいかと思います。
 同じ選択をしても、満足する人としない人がいます。環境を生かせるかどうかというのはわりと本人の影響が大きいのではないでしょうか?

教養学部

地域文化研究学科

フランス研究分科 by赤羽悠

教養学部全体に共通の「実情」はかなり生間君が書いてくれているみたいなので、そちらを参照してください。

1学年平均6〜7人(今の4年生は1人、3年生は11人。変動が大きい)。

何を学べるか
 フランス科というのは、フランスについて学ぶというよりも「フランス語を通して」世界を見るというところです。「フランス語を通して」ということであれば、内容については何でもありです。例えば、カリブ海の文学をやっている人、中世史をやっている人、フランス現代思想をやっている人、EU関係の政治をやっている人などがいます(傾向としては人文系の人が若干多い気がしますが)。授業はフランス語の文献を読むものが多いです。ただ、表象文化論や相関社会科学などフランス科以外の科目もとることができるので、それだけというわけではもちろんありません。ちなみにフランス科所属の先生は池上俊一先生(中世史)、石井洋二郎先生(19世紀文学)、鈴木啓二先生(19世紀文学)、原和之先生(精神分析)、増田一夫先生(現代思想)、森山工先生(文化人類学)の6人です。

*文学部の仏文や西洋史などとの違い
 上に書いたように、分野的にはほとんど制約がないので、複数のディシプリンの境界線上にいる人はフランス科がいいと思います。あと、フランス思想をやりたい人は本郷に行くとなかなかやりにくいという話もあるのでフランス科がいいかもしれません。ただ、やることが浅くなりがちなので、絶対に文学や歴史だと決まっている人は、フランス科の先生で自分に合う人がいるというような理由がない限りは本郷の仏文や西洋史に行くのもいいと思います。

特徴
 当然のことながらとにかくフランス語関係の授業は多くなるので、もうフランス語はいやだ、アクサンなど見たくもないという人には全くおすすめできません(卒論はフランス語で書かなければいけません!)が、フランス語の世界が好きだという人、フランス語を学ぶのが好きだという人には本当に充実した生活が送れるところだと思います。今のところフランス語が苦手だという人でもフランス語は一生懸命やっているうちにできるようになると思うのであまり問題ありません(たぶん)。ちなみに第2外国語がドイツ語の人もいます。あと、AIKOMという交換留学の制度によって1年間フランスに行く人も多く、その人達はフランス語が相当うまくなって帰ってきます。
 欠点をあげるならば、幅広い分野の授業が取れるので、うっかりしていると何を専門として学んだのか分からないまま卒業ということになってしまうということだと思います。しかし最大の欠点は何といっても2年間駒場キャンパスにいなければならないということ。とにかくこれがつらい。生協とか見たくもなくなります。

学科(分科)の雰囲気
 とにかくフランス語の世界を楽しんでいるという人が多いように思います。性格の面では落ち着いた人が多いと思います。やっていることが皆ばらばらなので、話題に共通性がないという問題はないわけではないですが、かえって幅広いことを知ることができるので楽しいです。学生室で交流があったりするので大学院生とのつながりも深いです。さらに学生数が少ないこともあって先生とも親しくなります(学部生、大学生、先生が参加する飲み会も年に何回かあります。そこで先生の小ネタが聞けたりもします)。

就職・進学
 進学と就職が半々というところみたいです。大学院に行く人はだいたい地域文化の院に行きますが、表象文化などの院に行く人もいるようです。

地域文化学科全般について
 上に書いたのはフランス科という分科についてのものですが、AIKOMの制度は教養全体のものですし、学生室というのは地域のどの分科にもあります。
 雰囲気の面では分科によって差があるように思うので、他の分科については何ともいえません。あと、地域文化全体のコンパが(基本的に同窓会館で)ありますが、そこに参加すれば教養学部にいると狭くなりがちな人間関係も広げられます。地域文化以外の人も来たりします。
 制度面では、副専攻やヨーロッパコースといったものが地域文化学科にはあるので、気になる人は後期過程の便覧を見たり教養後期の人に気軽に聞いたりしてみてください。複雑でここではうまく説明できないので。

アジア研究分科 by岩堀兼一郎

内容は他地域とそう違いはないと思われるので、おそらくフランス科の赤羽君が懇切丁寧至らざる所のない痒いところに手の届くような説明を書いてくれるでしょうから適宜参照してください。その上でアジア科の特徴を挙げるなら、山内昌之先生や三谷博先生と言った東大を代表する教授たちと仲良くなれることでしょう。ただしキャンパスは駒場なので寂しい思いを味わわないために誘い合ってあらかじめ準備するのが良いと思います。なお、フランス語で卒論を書かなければならないフランス科などと異なり日本語で卒論を書ける地域唯一の有難いところです。

総合社会科学科

相関社会科学分科 by生間元基

教養学部全体の雰囲気、とくにコンパ等々については、おそらくフランス科の赤羽君が懇切丁寧至らざる所のない痒いところに手の届くような説明を書いてくれるでしょうから適宜参照してください。

●相関社会科学という学問

そんなものない。相関という看板を掲げてはいますが、政治学、法律学、経済学、社会学、哲学、いろんな先生がいて、それぞれの専門のことをやっているだけのことです。具体的になにやってるのか知りたいかたは所属教員のリストを見て誰がどんな本書いてるか見てみるといいと思います(グーグルとかアマゾンとか使えばすぐ調べられるでしょ)。ただし、研究内容はてんでばらばらでも、「ほかの分野の先生とお話したり飲んだりするのも、楽しいし、ためになるよな」みたいな空気はあるんじゃないかなぁ。これが〈越境〉というやつじゃなかろうか(笑)。あと、アカデミックじゃなくて実務家の先生もいます。たとえば公務員の人が授業もってて、お役所の裏話、苦労話、自慢話を聞かせてくれるとかくれないとか。学問分野間の垣根や学問・実務間の垣根を越えますよ、みたいな建前。先生はそんな感じで、じゃあ学生はどうかというと、勝手にやってくれっていう感じでとても自由なアノミー状態です。

●ゼミ

そんなものない。もうちょっと丁寧に説明すると、所属ゼミっていう制度はないんだけど、ゼミ型式の授業がいくつかあって、それを通常の講義と同じようにして0個〜∞個とる、というだけのこと。

●雰囲気

ろくなことない。「相関は人数少ないから友達すぐできていいね」と言われますが、それは都市伝説でしょう。ほとんどの授業がゼミないし少人数講義のため過疎化状況が起きやすく、実名の個人がいちいち言動に重責を感じているのが本郷の社学との大きな違いかもしれません。これが革命的な卒論につながるとはあまり思えません。各人のリスクヘッジ・スキルによるかもしれませんが、各人の力では抗いがたい社会的事実かもしれません。あんまりいい話とは思えませんね。まぁどうせみんな来たくないだろ。それでも来たいかたは来てください、一緒にお茶でもすすりながらゆっくりしましょう。

●本郷の社会学とか比較教育社会学とかと迷ったら

わたし自身は所属は相関ですが具体的には主に社会学を専門としています。社会学 (もしくは社会学っぽい学問)に興味がおありのかたは、社学の竹井女史が見田宗介ばりの〈越境〉論を語ってくれているのでまずはそちらを読みましょう(ちなみに見田先生は相関の立役者のおひとりでいらっしゃる)。これだけ読めば、自分が社会学という学問(もしくはそれっぽい学問)が好きかどうか、少なくとも嫌いじゃないかどうかを見誤ることはないと思います。そのうえで、社会学を学べる学科としては主に3つの選択肢(社学・比教社・相関)がありますから、次のような点をくらべて、どの科に行ったらいいか迷ってみましょう。

・ 駒場と本郷、家が近いのは?(自宅生の場合。これはけっこう生死にかかわるよ ね)

・ 駒場と本郷、家賃が安いのは?(一人暮らしの場合。駒場周辺の方が安いみたい だね)

・ カリキュラムの違い。社学には必修や所属ゼミがあるが、卒業単位の半分くらい がどの学部でとってもいい単位。相関には必修がない(選択必修はある)が、なにかしら外国語の単位をとらねばならない。どっちにしても、社会学以外の分野に手を伸ばすことは大いに可能です。どっちがゆるいかっていったら微妙だねぇ。このふたつに比べて時間割上の拘束が強いのが比教社のようです。

・ 得意分野の違い。統計を含めた社会調査の実践的な知識をガチで教えてくれるの は比教社。本郷はいちおう授業があるけど比教社のスパルタぶりには負けるよなぁたぶん。相関では全然教えてくれない(統計の授業はあるけど理系学科と一緒!フィールドワークの授業はあるけど政治学の先生が教えてる)。逆にグランドセオリーに強いのは断然相関だろうと思います。ある社会現象について、「とにかく調べて説明してみよう」という人は本郷(とくに比教社)むきで、「どのように説明すれば説明したことになるのか」と考えこんでしまう人は相関むきじゃないかな。

・ 他にも、文化人類学は説明のしかたや問題設定なんかが社会学とかなりかぶって いるし、抽象度の高い仕事が好きなら科学史・科学哲学とか表象文化論なんかと迷ってみてもいいんじゃないかなあ

まぁ結局どこに進学したって待っているのは絶望か、そうでなければ幻滅でしょう。せめて一番ましな学科、自分のライフスタイルと一番相性のいい学科を選んでください。好きなとこで好きなことを好き勝手にやるのが一番です!??それでも、好きでやり始めたことが行き詰るときってあるから、ただ自分が好きなだけじゃなくて、誰かのためにやってるっていう実感があると、強くなれるんじゃないかなぁ。具体的な他者でもいいし、漠然と「世のため人のため」ってのでもいいけど、とにかく自分以外の人間にとって自分の勉強が意味あるものだと思えたら素敵だとおもいます。とくに、大学院に進もうと思っているひとは。自分が好きなことをやるのが一番っていっても、それなら講義きいてるよりテレビ見てるほうが好きだし、教科書読むよりマンガ読むほうが好きだなあ、てなことになっちゃうわけですよ。人間楽なほうが好きにきまっている。勉強がなぜ楽じゃないのか、なぜそれでもやる価値があるのか、というところまで疑って問い詰めていったとき、ああそうか、わたしは誰それのためにこれをやっているんだ、自閉的で自慰的な楽しみで終わっていてはいけないから、それなりの負荷がかかるのだし、それでも踏みとどまって頑張る価値があるんだ??と答えることができたら、その先へと生き延びていけるのではないかしら。

じゃあおまえは誰のためにやってるのかって?それは秘密(笑)



特別寄稿・留年ってなあに by中村友信

資格=語学の平均点が四十点以下。
総合科目の単位数が足りない、論基礎が足りない、など。


まず最初に、留年はするべきではありません。絶対にしないことをオススメします(当然ですが)
以下、それでもしてしまいそうな人、もしくはしようとする奇特な人のために話をば。

まず学生の本分は勉学にあります。留年してしまいそうな人にしても
そのことを常に忘れずに。
一年間の留年は経歴の上ではかなりの黒星になります。
一浪一留の場合、後一回落ちると就職活動で履歴書の段階で問答無用で落されるそうです。
その覚悟を背負って生活しなければいけないというのがあります

必要な単位を取ってしまえば基本的に後は何もすることが無いので
時間は売るほどあります。それを何に使うかが問題となります。
学徒としての責務を果たそうとするならば
語学力を高める、教養を深める、などすればよいですし
自由人として生きたいならば、
バイトと放蕩の日々を描くこともできるでしょう。
ドラクエ8を数日でクリアすることも出来ます。
つまり、使い道はいくらでもあります。
全ては本人のバイタリティと気概の問題となってきます。

私の知人の例を挙げさせて頂くと
私の先輩Yは、留年した時間を利用して単身フランスへ。
本場の大道芸とフランス語に触れて日本へと舞い戻り、今は立派な金を取れる大道芸人の卵です。
同時に、学業においても教養学部に進み真面目にこなしています。
彼はおそらく普通に進学する以上の経験を留年した一年で得たでしょう。
他にも、留年してダンスとジャグリングを修練し、
サーカスの芸人になる夢を追っている人もいます。
こういう知人しかいないのでこんな例しか出なくてすいません。本当にすいません。


兎に角、留年してしまった際にその余計な一年間を
無為な空白として捉えるか、自分の前に拓かれた可能性の山と捉えるかは
その人の度量にかかってくるということです。
一年間は、若い貴方が何かの道を探すにはうってつけの期間となるでしょう。
その事を胸に一年間乗り切っていく覚悟を決めましょう。
留年という立場に陥って、逆に「何のために大学に入ったのか」という事を
再考し、入学当時の情熱を呼び覚ましてみてはどうでしょうか。

最後にマイナス要素を箇条書きで。
・寂しい、学校に知り合いがいない
・家族の中で肩身が狭い
・履歴書とか書く時に計算が合わないのが気まずい。
・情報が回ってこない
・奨学金を打ち切られた
・教務課の態度がやけに優しい気がする
・フランス人の教師に立場をなんと説明したものか分らない。
・後が無いという焦燥感が常に五体を駆け回る
・人生に潤いが感じられない
・下クラと会うと不思議な感じになる
・同級生に会うととりあえずニヤニヤされる
・最近体重が3キロ減った
・酒量が増えた
・女っ気が無い。
これくらいかな☆

じゃみんな頑張ってください。僕も頑張ります。
シケプリください。

この中にない学科に関しては、4年生の学科紹介(http://tokyo.cool.ne.jp/bunsan16/gakka.html)を参照してください。